通所リハと外来リハ、どう違う?目的と効果を専門職が解説
1. はじめに:リハビリの種類について知っていますか?
高齢化が進む現代社会では、病気や加齢によって身体機能が低下した方に対して、リハビリテーション(以下、リハビリ)がますます重要になっています。
リハビリと一口に言っても、その提供方法や目的にはさまざまな種類があり、特に「通所リハビリテーション」と「外来リハビリテーション」は混同されやすい用語です。
この記事では、リハビリの専門職の視点から、この2つのリハビリの違いやそれぞれの特徴、どんな人に向いているかをわかりやすく解説します。
2. 通所リハビリテーションとは?
■ 定義と対象者
通所リハビリテーション(デイケア)は、介護保険制度に基づいて提供されるリハビリサービスです。主に介護認定を受けた高齢者の方が対象で、日帰りで施設に通いながらリハビリを受けます。
■ 提供される主なサービス内容
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理学療法士による個別・集団リハビリ
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バイタルチェックや健康管理
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ご自宅での生活を想定した日常生活動作の訓練
■ 利用の流れと一日のスケジュール
送迎車で自宅まで迎えに行き、施設で90分間過ごします。健康チェックの後、リハビリを受け、必要に応じて集団運動や、レクリエーションにも参加します。
■ メリット・効果
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生活機能の維持・改善
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引きこもりの予防、社会的交流の促進
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ご家族の介護負担の軽減
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安心して在宅生活を続ける支援
3. 外来リハビリテーションとは?
■ 定義と対象者
外来リハビリテーションは、医療保険制度のもとで提供されるリハビリです。ご自分で来院し、医師の指示のもとに専門職によるリハビリを受けます。
■ 通院によるサービス提供
外来リハは、患者さんが自身で通院し、20~40分程度のリハビリを受けるスタイルです。医師の指示によっては継続的な通院が必要ですが、病院の医師・リハビリスタッフとの連携のもとで効果的に進められます。
■ 医療保険の適用範囲と特徴
脳卒中や骨折、術後、神経・整形外科疾患などの治療後のリハビリが多く、医療保険でカバーされます。ただし、保険上の算定日数には制限があります。上限日数は疾患により異なりますので、気軽にご相談ください。
■ メリット・効果
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疾患やケガからの回復促進
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疼痛や可動域制限の改善
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専門性の高い機器や技術を使ったアプローチが可能
4. 通所リハと外来リハの違い
それぞれの目的と役割が異なるため、ご本人の状態やご家族の希望によって選ぶ必要があります。
5. どちらを選ぶべき?
● 介護認定を受けている高齢者の方
→ 通所リハが適しています。体力維持・社会参加・生活支援を通じて、自宅での生活を継続するための支援が中心です。
● 病気やケガからの回復途中で、医療的な支援が必要な方
→ 外来リハがおすすめです。専門的な訓練と医師のフォローがあるため、回復を目指す方に向いています。
● ご家族の介護負担を軽減したい場合
→ 通所リハが有効です。送迎や入浴サービスなどがあるため、安心してお任せできます。
6. 当院で提供しているリハビリサービスのご紹介
当院では、患者さまの状態やニーズに応じて、通所リハビリと外来リハビリの両方を提供しています。
● 通所リハの特徴
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理学療法士による個別プログラム
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座ってできる体操から歩行訓練、生活動作訓練まで幅広く対応
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送迎サービスあり
● 外来リハの特徴
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医師の指示による効果的なリハビリ計画
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最新の機器を活用した個別対応
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脳卒中、骨折後、神経疾患、整形外科疾患など幅広い対応
リハビリに関するご相談はいつでも承っております。お気軽にお問い合わせください。
7. まとめ:ご自身に合ったリハビリを選びましょう
「通所リハ」と「外来リハ」は、それぞれ異なる目的と対象者に合わせて提供されているサービスです。ご自身やご家族の状態、目指す生活のスタイルに合わせて、最適なリハビリの方法を選ぶことが大切です。
私たち専門職は、皆さまが安心して生活を送れるよう、一人ひとりに合わせた支援を心がけています。リハビリについて迷っていることがあれば、ぜひ専門スタッフにご相談ください。
