肩こり・五十肩は外来リハビリで改善する?治療の考え方 薩摩川内市|上小鶴外科胃腸科
肩こり・五十肩の原因と、痛みの種類
肩の痛みといっても、原因によって痛み方やつらさはさまざまです。
「同じ肩の痛み」でも、肩こりと五十肩(肩関節周囲炎)では原因も症状も異なります。
このブログでは、肩こりと五十肩それぞれの原因や痛みの特徴を分かりやすく解説し、外来リハビリでどのような改善が期待できるのかについてご紹介します。
肩こりの主な原因と痛みの特徴
肩こりは、首から肩、背中にかけての筋肉が緊張し、血流が悪くなることで起こります。
同じ姿勢や負担が続く生活習慣を持つ方は、特に肩こりが起こりやすくなります。
こんな方は肩こりになりやすい傾向があります
長時間同じ姿勢で作業する方
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デスクワークが多い
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パソコンや書類作業が長時間続く
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運転する時間が長い
同じ姿勢が続くと筋肉が動かず、血流が低下し、こりやすくなります。
スマートフォンをよく使う方
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下を向いた姿勢でスマホを操作する時間が長い
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首が前に出た姿勢が習慣化している
首や肩にかかる負担が増え、筋肉の緊張が続きやすくなります。
姿勢が崩れやすい方
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猫背や前かがみの姿勢が多い
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肩が内側に入りやすい
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デスクや椅子の高さが合っていない
姿勢の乱れは、首・肩周囲の筋肉に常に負担をかけます。
運動不足の方
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肩や背中を動かす機会が少ない
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筋力が低下している
筋肉を動かさないことで血流が滞り、疲労物質がたまりやすくなります。
ストレスを感じやすい方
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緊張状態が続いている
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気づかないうちに肩に力が入っている
精神的なストレスも、筋肉の緊張を強める要因になります。
目を酷使する方
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パソコン・スマホ作業が多い
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細かい作業や読書が長時間続く
眼精疲労は首や肩の筋肉の緊張につながり、肩こりを引き起こします。
冷えやすい方
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冷房の効いた室内で過ごすことが多い
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冬場に首・肩を冷やしやすい
冷えによって血流が悪くなり、肩こりが悪化することがあります。
肩こりの治療・リハビリ内容
肩こりは、主に筋肉の緊張や血流の悪さが原因となっているため、「筋肉をゆるめる」「動かしやすくする」ことが中心になります。
主なリハビリ内容
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首・肩・背中まわりの筋肉をほぐす施術
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肩甲骨まわりの動きを改善する運動
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姿勢の調整・姿勢指導
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肩や背中のストレッチ
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日常生活での姿勢や動かし方のアドバイス
比較的やさしい運動が中心で、無理なく続けやすいのが特徴です。
五十肩の主な原因と痛みの特徴
肩こりの場合は肩が凝っていても関節は動かせることが多いのに対して、五十肩は痛みを伴う傾向にあり、可動域に制限が生じやすくなります。
五十肩は正式には肩関節周囲炎と呼ばれ、肩関節の周囲に炎症が起こることで、痛みや動かしにくさが生じる状態です。
40〜60代に多くみられますが、年齢に関係なく起こることもあります。
五十肩の主な原因
五十肩は、はっきりとした原因が分からないことも多いのが特徴ですが、次のような要因が関係していると考えられています。
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加齢による肩関節周囲組織の変化
腱や関節包などが硬くなり、炎症を起こしやすくなります。 -
肩の使い過ぎ、または使わなさすぎ
繰り返しの動作や、痛みを避けて動かさなくなることで、関節の動きが悪くなります。 -
日常生活での負担の積み重ね
肩関節周囲組織が弱化している状況で、重い物を持つ、無理な姿勢での作業などがきっかけになることがあります。 -
軽い外傷や負担
転倒や無理な動作が引き金となる場合もあります。 -
姿勢の不良や筋肉のアンバランス
肩周りの姿勢が崩れると、肩甲骨が土台となって行われる肩のスムーズな動きが妨げられます。特に、猫背や肩が前に出た姿勢では、肩関節に余計な負担がかかりやすくなります。
また、肩や背中の筋肉に弱い部分と過度に緊張している部分の差があると、肩関節の動きが不安定になり、炎症や痛みを起こしやすくなります。
五十肩の痛みの特徴
五十肩の痛みは、単なる肩こりとは異なり、関節の炎症と動きの制限が関係しています。
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肩を動かしたときに強い痛みが出る
腕を上げる、後ろに回す、服を着替える動作がつらくなります。 -
肩が上がらない、動かしにくい
痛みとともに、可動域が徐々に狭くなっていきます。 -
夜間や寝返り時に痛みが強くなる(夜間痛)
夜にズキズキと痛み、睡眠の妨げになることがあります。 -
安静時にも痛みを感じることがある
炎症が強い時期には、動かしていなくても痛む場合があります。
五十肩は経過によって症状が変わります
五十肩は、時間の経過とともに症状が変化することがあります。
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痛みが強い時期:炎症が強く、動かすと強い痛みが出る
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動かしにくい時期:痛みは落ち着いても、肩が硬くなる
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回復期:少しずつ動きが改善する
この経過に合わせて、適切な治療やリハビリを行うことが大切です。
五十肩の治療・リハビリ内容
五十肩は、肩関節そのものに炎症や動きの制限がある状態のため、痛みの時期や進行段階に応じた対応が重要になります。
痛みが強い時期(炎症が強い時期)
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無理に動かさず、痛みを悪化させないことを優先
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痛みを考慮した可動域練習
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日常生活での動かし方の指導
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必要に応じて医師による薬物治療との併用
この時期は「無理に動かさないこと」がとても大切です。
動かしにくさが目立つ時期(拘縮期)
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肩関節の動きを少しずつ広げるリハビリ
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肩甲骨や体幹の動きを整える運動
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固くなった部分へのストレッチ
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日常生活動作の練習
痛みの程度を確認しながら、段階的に動きを取り戻します。
回復期
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肩をしっかり使えるようにする運動
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筋力バランスの調整
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再発予防のためのセルフケア指導
👉 日常生活や仕事に支障が出にくい状態を目指します。
早めの対応が回復のカギです
五十肩は「そのうち治る」と思われがちですが、放置すると痛みや動きの制限が長引くこともあります。
外来リハビリでは、痛みの時期や状態に合わせて、無理のない範囲で肩の動きを改善していくことが可能です。
放置すると起こりやすいこと
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肩の動く範囲がさらに狭くなる
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日常生活(着替え・洗髪・寝返り)がつらくなる
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痛みが慢性化し、長期間続く
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反対側の肩や首・背中まで負担が広がる
このように、痛みをかばうことで別の不調につながるケースもあります。
早めに対応することで期待できること
早い段階で状態を確認し、適切な対応を行うことで、
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痛みの悪化を防ぐ
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肩の動きを保ちやすくなる
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回復までの期間を短くできる可能性がある
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日常生活への支障を減らせる
といったメリットが期待できます。
外来リハビリでは状態に合わせた対応を行います
外来リハビリでは、痛みの強さや動かしやすさに合わせて、無理のない範囲で肩の動きを整えていきます。
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痛みが強い時期は、負担をかけすぎないケア
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動かせる範囲が広がってきたら、動きの改善を目的としたリハビリ
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姿勢や筋肉バランスへのアプローチ
など、段階に応じた対応が可能です。
ご自身では判断がつきにくいことも多いため、気になる症状がありましたら、お電話にてお気軽にご相談ください。
