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発熱の症状がある方へ自宅ケアと受診の判断|薩摩川内市 上小鶴外科胃腸科

[2025.11.20]

こんにちは、薩摩川内市 上小鶴外科胃腸科です。
突然の発熱は、体の不調だけでなく不安も伴うものです。「このまま様子を見ていいのか」「受診したほうがよいのか」迷う方も多いでしょう。

このブログでは、発熱時に自宅でできるセルフケアや、受診の判断ポイントをわかりやすく解説します。

この記事を読むことで、次のことがわかります。

  • 発熱の原因と考えられる病気

  • 自宅で安全にできるケア方法

  • 受診が必要な症状の目安

セルフケアの方法と受診のタイミングを知ることで、
不安な夜も落ち着いて過ごすことができるようになります。

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発熱の主な原因と考えられる病気

発熱は、体が何らかの異常を感知し、防御反応として体温を上げているサインです。
多くの場合は、風邪やウイルス・細菌による感染症が原因の一時的な発熱ですが、まれに注意が必要な病気が隠れていることもあります。

今回のブログでは、特に患者さんからご相談の多い 「風邪や感染症によって起こる発熱」 を中心に、その原因や自宅での対処法、受診の目安についてわかりやすく解説していきます。

① 感染性の発熱(ほとんどの発熱の原因)

発熱の多くは、ウイルスや細菌による感染が原因です。体が病原体と戦うために体温を上げ、免疫力を高めようとしている状態です。

●ウイルス感染の例

  • かぜ症候群

  • インフルエンザ

  • 新型コロナウイルス感染症

  • RSウイルス、アデノウイルスなど

●細菌感染の例

  • 肺炎

  • 扁桃炎

  • 尿路感染症(膀胱炎・腎盂腎炎)

  • 細菌性胃腸炎

●主な特徴

  • 咳・鼻水

  • 喉の痛み

  • 下痢や腹痛

  • 排尿時の痛み・尿の濁り

  • 全身のだるさ など

これらの症状は、感染した部位によって複数同時に現れることが多く、発熱の原因として最も頻度が高いパターンです。

② その他の発熱(感染症以外にも原因はさまざま)

感染症以外でも、発熱が起こることがあります。頻度としては少ないですが、症状が長引くときは鑑別として重要です。

●腫瘍性の発熱(がんに関連する熱)

  • 白血病、リンパ腫など

  • 原因不明の微熱が続く、夜に熱が上がりやすい

●炎症性の発熱(免疫の異常)

  • 関節リウマチ、膠原病、炎症性腸疾患など

  • 関節痛・体のだるさ・腹痛などを伴うことが多い

●薬剤性・環境性の発熱

  • お薬の副作用

  • 甲状腺機能亢進症などの内分泌異常

  • 熱中症・脱水などの環境ストレス

これらの原因は、専門的な検査が必要になる場合もあり、感染症とは別の視点での評価が求められます。

当院ではまず、一般内科として発熱の初期評価を行い、感染症の有無をしっかり確認します。
そのうえで、症状や経過から感染症以外の可能性が考えられる場合は、
必要に応じて適切な専門機関へのご紹介も含め、患者さんに合った対応を提案いたします。

受診の目安|こんなときは早めに内科へ

発熱は多くの場合、自宅で安静にしていれば回復しますが、
場合によっては早めの受診が必要なサインがあります。
ここでは、どんなときに内科を受診すべきかをわかりやすくまとめます。

① 高熱が続くとき

  • 38.5℃以上の熱が2日以上続く場合は、感染症や炎症性の病気の可能性があります。

  • 特に、解熱剤で下がらない熱は、自己判断せず受診してください。

② 強い症状を伴うとき

  • 息苦しさや咳、喉の痛み、激しい頭痛、腹痛、嘔吐など

  • 倦怠感やぐったりして動けない場合

  • これらは症状の重さのサインで、放置すると悪化する可能性があります。

③ 持病がある方や高齢者の場合

  • 心臓病・腎臓病・糖尿病などの持病がある方は、軽い発熱でも体調が急変することがあります。

  • 高齢者は免疫力が弱く、体調が悪化しやすいため、少しの発熱でも早めに相談が必要です。

④ 発熱の期間が長いとき

  • 1週間以上熱が続く場合は、感染症以外の病気(炎症性疾患や腫瘍など)の可能性もあります。

  • 原因を特定するためにも、内科での精密検査が推奨されます。

⑤ こんな場合はすぐに受診

  • 呼吸が苦しい

  • 意識がぼんやりしている

  • 激しい痛みを伴う

  • 血圧や脈が異常

  • これらは緊急性の高いサインです。迷わず受診してください。

自宅でできる発熱時のセルフケア

発熱は体の防御反応のサインです。
多くの場合は自宅で安静にすることや、生活の工夫で症状が和らぎます。
ここでは、安全に行えるセルフケアの方法を紹介します。

① 水分補給をしっかりと

  • 発熱時は体から水分が失われやすく、脱水になりやすいです。

  • 水、お茶、経口補水液などをこまめに摂りましょう。

  • 一度に大量ではなく、少量をこまめにがポイントです。

② 体を休める・無理な活動は控える

  • 体温が上がると心臓や筋肉に負担がかかります。

  • 可能な限り安静にし、睡眠をとることで免疫力が回復しやすくなります。

  • 家事や仕事を無理に行わないことが大切です。

③ 室温・寝室環境の工夫

  • 暖かすぎず、涼しすぎない快適な温度に調整する

  • 寝具は軽く、体を締め付けない服装で

  • 脳が「ここは休める場所」と認識しやすくなると、睡眠の質も向上します

④ 解熱剤の使い方

  • 38.5℃以上でつらいときは、市販の解熱剤を使うこともできます。

  • ただし用法・用量を守り、長期間や頻繁な使用は避けることが大切です。

  • 高齢者、持病のある方は医師に相談してから使用してください。

⑤ 食事の工夫

  • 食欲がない場合は無理に食べる必要はありません。

  • 消化にやさしいスープやおかゆ、バナナなどを少量ずつ摂ると体力維持に役立ちます。
    脳や筋肉、免疫系に血流が集中するため、消化器官への血流は一時的に減ります。この状態で消化に時間がかかる重い食事をとると、胃腸に負担がかかり、消化不良や吐き気を起こすことがあります。

⑥ 体温を下げようと無理な行動は避ける

  • 氷で体を冷やしたり、過度に厚着や重ね着をして汗をかくのは逆効果です。

  • 体は自然に熱を上げて免疫反応を行っていますので、無理に下げようとしないことが大切です。

  • 冷えピタや濡れタオルなどでおでこや首を軽く冷やす程度は、安全で症状を和らげる方法です。

  • 目的は「熱そのものを下げる」よりも、頭痛・だるさ・不快感をやわらげることです。

  • 身体全体を極端に冷やす必要はありません。

まとめ|発熱時は焦らず、適切に対処を

発熱は体の防御反応として自然に起こるサインであり、ほとんどの場合は自宅で安静に過ごすことで回復します。

この記事でご紹介したように、発熱時には次のポイントが大切です。

  1. 水分補給と安静:こまめな水分補給と休息で体力を維持する

  2. 消化にやさしい食事:おかゆやスープ、バナナなどを少量ずつ摂る

  3. 無理な体温調整を避ける:厚着や氷水で全身を冷やすのは避け、冷えピタなどで軽くおでこを冷やす程度に

  4. 受診の目安を知る:高熱や長引く発熱、強い症状がある場合は迷わず内科を受診する

発熱は体の自然なサインですが、症状の経過や体調によっては早めの受診が安全です。
特に高齢者や持病のある方は、自己判断せず医療機関に相談することが大切です。

発熱や体調の不安を感じたときは、お近くの内科外来で早めの受診をお勧めします。

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