上小鶴外科・胃腸科

炎症性腸疾患(IBD)

炎症性腸疾患とは

主に下部消化管(大腸)にびらんや潰瘍を形成し、再燃と寛解を繰り返す未だ原因不明の消化器疾患で、一般的に
・潰瘍性大腸炎 (Ulcerative colitis:UC)
・クローン病 (Crohn’s disease:CD)

を意味しております。

潰瘍性大腸炎とは

主として大腸の粘膜を侵し、しばしばびらんや潰瘍を形成する大腸の原因不明のびまん性非特異性炎症です。

詳細は難病情報センター 潰瘍性大腸炎(指定難病97)をご参照ください。

クローン病とは

原因不明で、潰瘍や線維化を伴う肉芽腫性炎症性病変からなり、消化管のどの部位にも起こりうる、また消化管以外(特に皮膚)にも病変が起こることがある疾患です。

詳細は難病情報センター クローン病(指定難病96)をご参照ください。

炎症性腸疾患専門外来

日本でも有数のIBDハイボリュームセンターである兵庫医科大学病院(外来かかりつけ受診件数:潰瘍性大腸炎約1300名、クローン病約800名)と連携をとっております。当院でも最新の治療や検査、知見についてのご説明もさせていただいております。ご相談ください。

炎症性腸疾患治療

従来から使用されていた5-ASA製剤(メサラジン)や栄養療法に加え、生物学的製剤(インフリキシマブ、アダリムマブ、ゴリムマブ、ステラーラ、ベドリズマブ)や免疫抑制剤(タクロリムス)、JAK 阻害剤(トファシチニブ)、免疫調整剤(チオプリン製剤)があります。当院でも、自己注射指導含め投与可能です。また、管理栄養士による栄養指導も行っております。ご相談ください。

指定難病患者への医療費助成制度

当院では、難病指定医、小児慢性特定疾患指定医により対象の患者様には手続き可能です。ご相談ください。